Happy Birthday, Mickey!  
 
タンタンとミッキーには、ひとつの共通点がある:彼らが生まれて80年、ずっとスターであり続けていることだ。

実際に、ウォルト・ディズニー提供のもとニューヨーク・コロニー劇場のスクリーンにておしゃべりをするキャラクターのアニメーションが登場したのは1929年11月18日のことであった:“蒸気船ウィリー/Steamboat Willie”
これが歴史的に初めて言葉を話すキャラクターアニメーション作品であるかというとそれは事実ではない。それ以前にも既に幾つかの試みは行われていた。しかし音楽、会話そして音響効果を同時に合せ持った作品はひとつもなかったのである。

又、この作品はスター“ミッキー”が初めて登場したアニメでもない。
最初の2作品はサイレントアニメであった。
“蒸気船ウィリー”の成功後、初めてそこで音響が加えられたのである。

“飛行機狂/Plane Crazy”と“ギャロッピン・ガウチョ/Galloping Gaucho”がその2作品にあたる。

ウォルト・ディズニーは、“蒸気船ウィリー”でのミッキーを自分自身の声で演じた。なぜなら彼は声優を雇う資金を持ちあわせていなかったのだ!
物事は確かに変わってきている・・・

他にも通常の特性においてタンタンとミッキーは共有している箇所がある。

彼らの最も忠実な相棒が犬であること
―タンタンにはスノーウィ、ミッキーにはプルート―

両犬ともに臆病もの。
ただひとつの違いとして挙げるならば、スノーウィは歌っている時に言葉を話すが、プルートは正に遠吠えだ。