Daniel Craig, ジェームス・ボンドからレッド・ラッカムに  
 
映画“タンタンの冒険:「なぞのユニコーン」”でレッド・ラッカム(悪辣な海賊)を演じる男は、1968年の混乱期の申し子と言えます(この年フランスでは、学生による大規模なデモがあり各地で争乱が相次いだ)。彼はこの年の3月2日、英国のチェスターに生まれました。

ダニエル・クレイグ・・・?
そうです、現在のジェームス・ボンドです(“カジノ・ロワイヤル”2006年、“慰めの報酬”2008年、そして007シリーズ第23作目“Bond 23”は2010年の公開が予定されています)。

映画、テレビの国際的スターになる以前は、1992年の映画デビュー作品以降、印象的な脇役を多く演じていました。

彼は、“ミュンヘン”(2005年)で既にS・スピルバーグ監督作品に出演しています。

また、彼がコミック作品に出演することは不思議なことではなく、2001年公開となった“トゥームレイダー”に参加した経歴を持っています。

2005年10月14日以来、ショーン・コネリー、ジョージ・レーゼンビー、ロジャー・ムーア、ティモシー・ダルトン、そしてピアース・ブロスナンに続く6代目の秘密諜報部員007としてその役を演じてきました。

劇場俳優としてのキャリアにおいても多くの成功を収めており、それは英国演劇界のなかでも羨まれるほどの評価を彼に与えています。