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■ Hergé sale: two world records! |
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ピアサ・オークションハウス(Paisa)主催による第二回“Hergé
sale”が、2010年10月9・10日の週末2日間、エルジェがムーランサール城を描くモデルとしたシェヴェルニー城で開催されました。
城内庭園でのムーランサール・オーケストラによる演奏、ミュージカルアニメーショ ンの上映、パレード飛行に加え、エルジェ・ミュージアムのマーセル・ウィルメット
とエルジェ・スタジオのドミニック・マリックによるトークショー、タンタン・カー の展示等でそれは正に全くの“タンタン・パーティ”と呼ぶにふさわしいものでした。
これらの土曜イベントは、翌日に開催されるエルジェに関連する400点にのぼる収集品のオークションの前催しとして行われ、訪問客には大変好評でした。
今回は、トータル365,000ユーロ値の出品があり、その80%が仏人と国際的エルジェ・コレクターによって競り落とされました。そしてふたつの記録が生まれました。
最初は、Leblon-Delienne社製のタンタンのレジンの彫像(6,630ユーローで落札)、次が同じくLeblon-Delienne社製のJo
and Zetteのレジン彫像で、6回の競りの末に3,825ユーロで落札されたのです。
又、32体のタンタン・チェスは、3,125ユーロでした。
書籍では、「かけた耳」の初版(1937年)が16,155ユーロまで値がつけられました。
「タンタン チベットをゆく」のオリジナルベルギー版(1960年)、特別限定
版(No.28/100 エルジェのサイン入り)が18,500ユ−ロでした。
キャスターマン社発行の「オトカル王の杖」(製本綴じ込み無し)の初版(1939年)500部の1部が、1942年発行版が8,670ユーローの値がついていたにもかかわらず、7,905ユーロで売られました。
Jo, Zette and Jockoの2話のオリジナル・エディション、「1951 Destination
New York」と「No Answer from Manitoba」のNo.952は、4,460ユーロと4,000ユーロでそれぞれ売買されました。
最後に、ムーランサール城を売りに出すといういかにも現実味がある1976年のエルジェとボブ・デュ・ムーアによる草稿にサインがあるような例外的なドキュメントのコレクションが7,000ユーロで売買されたという事実もお伝えしておきます。
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