Tintin enters the Guillemins train station! 
  リエージュのギユマン駅が完成した事はご存じのことと思います。
これを祝して、タンタンらしくリエージュの町にエルジェのイラストを捧げます!

さて、どのイラストが適当だと思われますか?

「タンタン ソビエトへ」をもう一度開いてみましょう。140/141ページでタンタンは、先祖の地に再び帰ってきます。
そして大変劇的な乗車シーンの後に、ベルリンからブリュッセル行きの汽車の中で、タンタンとスノーウィは自分自身を見つめ直します。
汽車は、リエージュを通らねばなりません(地図を確認してみて下さい)。

140ページの最後の3コマと141ページの最初のコマで、タンタンとスノーウィが博覧会の催されているリエージュを通過しているのが分かります。

これは1930年に描かれたコマで、いつも気の利いたおしゃべりするスノーウィが、ここで“なんかの博覧会が開かれてたね?”と話しています。
そう、それには理由があって、1930年はベルギー独立100周年にあたり、アントワープでは国際博覧会が、そしてリエージュでもう一つの博覧会が開催されていたのです。
この博覧会には6百万人が訪れ、最新の科学、産業、農業の分野そしてフランドルの芸術を鑑賞したのです。
これをレポーターであるタンタンが無視するはずはありませんが、もし彼が開催地を忘れてしまっていたとしてもスノーウィがちゃんと彼にリマインドさせているのです!。

リエージュのギユマンは、タンタンがブリュッセルのミディ駅とルクセンブルグ駅の後、3番目に訪れた駅です。

この時期、エルジェ・ミュージアムは、博覧会「Tintin, Hergé et les trains」(6月12日まで会期を延長)を開催し、“鉄道”を祝したのです。