Historia - The Point 
  特集: "The Tintin characters in history"

タンタンの冒険シリーズから20世紀においての歴史の主要な瞬間をあらためて見つめ直してみるという変わった企画です。

1930年から1944年の間に起きた主な出来事は、エルジェのワークに強い影響を及ぼしました。
この本は、まだベールに包まれていた初期のソビエト連邦共和国を知ることとなる「タンタン ソビエトへ」、「タンタンのコンゴ探険」(アフリカの植民地政策)、「ファラオの葉巻」(オリエント・ツタンカーメンの墓)、「青い蓮」(日本の拡張発展政策)、「かけた耳」(南米・チャコ戦争)そして「黒い島のひみつ」(偽造者)を含む10作品を取り上げています。

「オトカル王の杖」では、歴史学者は物語の背景について語っています。

シルダビアの歴史は、オーストリアの併合(ナチスドイツによる)問題に影響を受けています。

5ヶ月という期間は、エルジェにとって新しい物語にこの事件を置き換えることに十分でした。

かようにして、国境が侵害されそしてナチ親衛隊リーダー、ドイツ人のムットラーは、イタリア・ファシスト党のムッソリ−ニとヒトラーの名前を合わせて創られたものです。

この記事の著者は、全ヨーロッパがすっぽりと包まれた併合の暗夜を描いているのです。

そしてこの凶事からヨーロッパ大陸を救うことの出来る小さなレポーターがいなかったことを。


又、エルジェとシネマとの関連する歴史に関しても、10月22日に公開されるスティーブン・スピルバーグによる映画で発見されることがあるだろうと。


特集号 "The characters in Tintin in history" は、7月7日(木)からベルギーのキオスク(売店)で発売されます。

「Le Soir」と共同して販売される予定です。